今年の4月から始まる電力自由化ですが、切り替えの指標として、「発電された電気の電源構成」を基準に検討している方もいると思います。
今回はそういった方たちの為に、現在の日本はどのような電源構成か?
また、発電システムのメリット・デメリットを紹介していきます。

 

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出典:電気事業連合会「電源別発電構成比」

上記の電源構成を見て頂ければ分かるように、震災前までは発電の主軸となっていた原子力が下落し、火力発電がその役目を担っている状態です。
震災後でも日本の電力を支えられているのは、それぞれのメリット・デメリットを有効活用しているからだと思われます。

 

それでは、日本の電源構成の軸である、発電システムのメリット・デメリットについて紹介していきます。

 

‘原子力発電’のメリット・デメリット

 

“メリット”

・地球温暖化の原因である温室効果ガスを排出しない

・大量の電力を安定して供給できる

・大気汚染の原因となる酸化物を排出しない

・発電量当たりの単価が安く、経済性が高い

 

“デメリット”

・震災などの事故が起きた場合多大な被害を与える恐れがある

・放射線の厳しい管理が必要になる

・プルトニウムの適切な処理方法が見つかっていない

 

原子力発電は他のエネルギーと比べ、安定した電力を供給できるメリットがあります。
しかし、その分のリスクも大きく、扱うのが難しいというデメリットもあるのです。

 

 

‘火力発電’のメリット・デメリット (石炭、石油、LNG)

 

“メリット”

・発電効率が他の発電方法より良い

・原料を調整することで発電量の調整が容易にできる

・原子力発電所と比べ、事故が発生しても被害が少ない

 

“デメリット”

・地球温暖化の原因である二酸化炭素を大量に排出してしまう

・化石燃料を使用しているため、輸出国周辺の影響で供給が不安定になる

・資源の枯渇が心配されている

 

火力発電は他のエネルギーと比べ、発電効率が良く、電気の需要に合わせた供給の調節もできるといったメリットがあります。
しかし、資源の枯渇や環境破壊など、重大なデメリットもあるのです。

 

 

‘水力発電’のメリット・デメリット

 

“メリット”

・温室効果ガスや廃棄物を生み出さない

・山が多く、起伏の大きい日本に向いている

・再生可能エネルギーなので、外部の影響を受けにくい

 

“デメリット”

・供給の調節ができない

・人口ダムを作る場合、周辺の環境破壊をしてしまう

・国の面積が狭い日本では、新たにダムを作るのは困難

 

水力発電は、エネルギー資源に恵まれていない島国の日本でも、水という資源には恵まれ、他のエネルギーの様な輸出国の影響がありません。そして、比較的環境にやさしいというメリットもあります。
しかし、降水量によって発電量が左右され安定的な供給が難しいことや、面積の狭い日本では、ダムを多く作れないといったデメリットもあるのです。

 

 

‘太陽光発電’のメリット・デメリット

 

“メリット”

・建物の屋上などにも設置でき場所を選ばない

・家庭でも容易に設置ができる

・有害な廃棄物などが発生しない

・発電した電力を電力会社に売ることができる

 

“デメリット”

・設置導入やソーラーパネル自体のコストが高い

・太陽が出ていないと発電は不可能

・発電量の調整ができない

 

太陽光発電は容易に自宅でも電気が作れ、環境にも優しいといったメリットがあります。
しかし、自宅に設置できても導入コストが高いので普及が難しいことや、天候や地域によって発電量が左右されてしまうといったデメリットもあるのです。

 

 

まとめ

今回紹介した発電システムを軸にし、日本の電力が補われていることを理解して頂けたでしょうか?
どの発電システムにもメリット・デメリットがあり、それぞれが補うことで電気を使用することができているのです。