2016年4月から始まった電力自由化ですが、経済産業省が2016年1月12日に開催したガスシステム改革小委員会で、ガスの小売り全面自由化を2017年4月1日から実施することを決定しました。

この決定を受け、今回の記事ではガス自由化のメリットやデメリット、自由化を進める理由をご紹介していきます。

 

 

そもそも、なぜ電力に続きガスも自由化するのか?

 

今まで電気・ガスなどのエネルギーは、住んでいる地域の会社のみとしか契約ができず、その地域の会社がエネルギー供給を独占している形でした。

しかし、自由化を行うことにより新たな会社が参入しやすくなり、一部の会社のみがエネルギー供給を独占するといった仕組みを無くせると期待されているのです。

そして、独占状態を終わらすことで顧客獲得競争が始まり、各社のサービス向上にも繋がると予想されています。
この様な「競争」を生むことにより、より良いエネルギー会社以外は淘汰される環境に変える事を目的にしていると言えます。

 

 

ガス自由化による消費者へのメリット・デメリット

 

メリット

1,「ガス料金の値下げ」

今までは、電気料金と同じく統括原価主義で、ガス会社の利益を含めガス料金を決めていました。
しかし、ガス自由化によりその制限が撤廃されることで、ガス料金の値下げが期待できるのです。

2,「サービスの向上・創出」

先述したような「競争」が起こることで、各エネルギー会社は顧客獲得に動くと予想されます。顧客獲得をするには、ガス料金の値下げだけではなくサービスの向上・創出を行い、他のエネルギー会社との差別化もしてくるはずです。
そこで、各エネルギー会社のサービスの向上・創出が期待できるのです。

 

デメリット

1,「ガス料金値上がりの可能性」

上記のメリットではガス料金減少の期待があると述べましたが、その値下げは各エネルギー会社の企業努力により値下げが可能になります。

しかし、日本は都市ガスの原料である液化天然ガスの多くを輸入しており、輸出国の事情により価格が上昇し、ガス料金も上がる場合があります。

2,「問題が生じた場合の責任追及が困難」

現在はガス会社が保安についての責任を負っているのですが、競争の公平化の為、ガス導管部門が分離された場合誰が責任を負うのか、はっきりとした線引きがされていない問題があります。

 

 

まとめ

 

今回は、ガス自由化のメリットやデメリット、自由化を進める理由をご紹介しました。電力自由化と似ている部分もあり、ガス自由化が始まることで様々なプランが出され選択の幅が広がると期待できます。